スポンサード リンク

品質管理(QC)の基礎知識~PDCAサイクルなど

品質管理とは、顧客が満足する商品を経済的な水準で生産するようなシステムを作り、それを実行するすべての活動を意味しています。

JIS Z 8101 では、品質管理は「買手の要求に合った品質の品物又はサービスを経済的に作り出すための手段の体系。」と定義されています。

日本では、不良品をなくすことを目指して採用され、1960年代から日本の産業社会に普及しました。

初歩的な品質管理は、パレート図、特性要因図、ヒストグラム、グラフ(管理図)、チェックシート、散布図、層別の7つの道具を使って行われます。

そして、「Plan - Do - Check - Action (PDCA)」のPDCAサイクルで実行に移されます。

つまり、品質管理(QC)とは、製品やサービスの品質上の目標点を設定し、それに到達するための取り組みを考案し、それに伴う作業を行い、その結果を記録するなど、目標に近づき、到達するまでの全てのマネージメントのことを指しているのです。

品質管理が品質保証(QA)と異なる点は、目標とするところが顧客の満足や安心、信頼ではなく、企業内のマネジメントシステムの確立や、従業員の意識の向上、製品の品質の向上にあるという点でしょう。

日本品質管理学界の認証を受けた「品質管理検定(QC検定)」という検定も実施されており、国家資格ではありませんが、品質管理においての知識や能力を客観的に測定するのに役立っています。

また、企業の品質管理部門担当者を対象にした、品質管理報告書作成セミナーも各地で開催されています。
たとえば大阪で開催されているあるセミナーは、1日3万9000円程度で受講できます。